もはや若白髪ではない

そう、もはや、これは若白髪ではないのです。

出会えない

やっと、書く気分になった。

日記なのに、この体たらくだ。

 

ついに、彼氏と喧嘩してしまった。

いや、喧嘩にはならない。

そこが、またやるせないのだ。

「あなたには、私の気持ちなんて、伝わらない。

やり切れない。心が、たまんなくなるの。」

そう吐き捨てたが、やっぱり、彼は、キョトンとして、

訳も分からず、ごめんと謝った。

これじゃ、まるで、私ばっかり悪者だ。

 

これでは、だめだ。

そう思い、改めて、真剣に、出会い系サイトと向き合ってみた。

スマホを持っていないから、パソコンで向き合った。

「なんだか、最近、淋しいのです。40半ば、走ると、膝が痛みます。」

こんな感じで、ついに、プロフィールを公開した。

 

すると、サイト上のマイページに、メッセージがくるくる。

もちろん、顔も分からない状態でのメッセージに、つい、

え?え?モテ期?と勘違いしそうになりながら、

「返信、ありがとうございます。ちなみに、痛む膝は、左です」と、

返信し続けた、1日目。

 

「おちゃこさんって、楽しい女性ですね。どんな人なのかな~?」と来れば、

「んとんと、顔は柴犬に似てるねって、たまに言われます。」と返し、

「えっ?ある意味、可愛いね。スタイルは?」と来れば、

「後ろ姿が、60代のオカマです。」と返し、

「スリムって事・・・かな?ねっ。」と来れば、

「お優しいんですね。発情しそうです。」と返し、

「じゃあ、会おうか?」と来るかと思いきや、

「おちゃこさん、面白い。すごくいい!」と来て、

「彼が抱いてくれないもんだから、おちゃこ、男性化が止まりません」と返すと、

「うっわ~(笑ってる絵文字)」とか

「ファイト、おちゃこさん(ガッツポーズ)」とか

「下着のすごいのとか、着けてみたら?」という真面目なアドバイスとか

とにかく、誰からも誘われないままの2日目。

 

「おはよう、おちゃこさん。朝いち、僕に気合注入お願いします」と来て、

「だったら、ここ、来いやー!うちの布団に入って来いやー!」と返し、

「襲うつもり?」と聞かれれば、

「襲わせる!」と返し、

「あくまで、受け身なんだね?」と聞かれれば、

「死んだマグロのレベルに受け身です。」と返し、

「で、おちゃこさんって、どんな女性なんだったっけ?」と聞くから、

「まぁ、いわゆる、オスのシバの老犬ですが、まとめれば、死んだマグロです。」

と返した。

こんなやり取りを、延々続けた、3日目。

 

誰とも会えずの3日間。

出会い系って、こんなに難しいモノなのか・・・

この有り余る、性欲のはけ口になると思っていたが、

その最後の希望を失った。

おちゃこの清らかな生活は、まだまだ続く。